春に近づいてくると梅や桜のピンク色が店頭で彩られてきますよね。
ピンクは寒い冬から少しずつ暖かさを取り戻してくれる色です。

でも、もう少しあったかくなってほしいな、なんて思う頃に元気なミモザやタンポポがまわりに色づいてきます。

鮮やかに春を知らせる花「ミモザ」を刺繍生地で表現してみました。

新発売 ミモザの刺繍生地
ライトベージュ 21988綿麻-LB【0.5m】3,420円(税込)
セラドン(せいじ色)21988綿麻-CE【0.5m】3,420円(税込)

「天地左右関係ない柄」ではなくミモザの花を方向を同じにすることで、より存在感を高めています。
ベージュ生地は元気をくれるレモンイエローの糸で花を表現。
セラドン生地はせいじ色のこと。緑みの明るい灰色で使いやすい「くすみカラー」。

糸色を悩んで悩んで…。
3回も生地と糸を掛け直して作ってもらいました。(会長ありがとうございますっ!)
そのせいで3月発売予定が4月になってしまった。。


綿70%、麻30%の綿麻の綾織の生地は、とても柔らかく服地に向いています。
生地は仕上げ工程でクタクタになるまで揉み込んであるため優しい肌触り。
(ライトベージュは若干透けるので、裏地は必要かもしれません。)
もちろん、サコッシュや巾着やカフェカーテンでもOKです。

事務所から車で2分のところに量産機が3台ある弊社工場があります。
私は図案図面を書いているので本社で仕事をしているのですが、工場で動いている様子をタイミングよく見ることができました〜。





ミモザ柄は憧れている方も多いと思います。
プリント生地とは違う、特別な「刺繍生地」。
ポコっと盛り上がる様にステッチを入れていったので、触ると感じ取れます。


刺繍生地ってプリント生地よりも重いですよね。洗濯も気を使うし。
でも、刺繍されたものを身にまとうって厄除けだったりお守り的な意味もあるんです。
しかも自分を素敵に魅せてくれる。


ミナペルホネンの生地を買われている方はわかると思いますが、旧式の国産のレース機なので回転数が遅く手刺繍のような糸のテンションが、ふんわり感を出してるんですね。

今、福岡市美術館「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が始まりましたね。
私は東京の展示会に観に行きましたが、私たちのレース屋さんにとっては日頃の現場と同じ風景がずらり並んでいて、毎日向き合っている図面や機械を観てお客さんが「すごーい!」と言っている、、なんか不思議な感じでした。

丁寧に作り上げました。
ぜひ素敵な作品に仕上げてくださいませ。

ではまた〜。

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