こんにちは。
デザインレースユキです。

当店ではオリジナル刺繍生地を作られる方のお手伝いをしています。
minneやCreemaで出展されているハンドメイドの方や、小規模でブランドを立ち上げられてる方などから依頼があります。

本当は富山県の弊社工場まで来ていただければ、機械をお見せしつつエンブロイダリーの説明をさせていただくのですが、なかなか難しい方はメールでのやり取りになっていきます。(ご注文の半分以上の方は工場まで来られてます)

機械の仕組みがわからないと、刺繍できる図案は描けません。

少しでも知っていただけるように、今回は複数色糸を使われたい方向けに書いていこうと思います。

切替柄/きりかえがら (2色切替・3色切替)

2色〜3色の色糸を掛けることができます。
1つ目の色をセットし1回目の刺しゅう、また生地を巻き戻し、2つ目の色をセットし2回目の刺しゅう、と色数ごとに刺しゅう回数が増えます。
色ごとに糸を切り替える作業があるので「切替柄」と呼んでいます。

2稼働目に刺繍する際、ズレないようにするのが最大の難関です。
滑るようなテカテカの生地だったり、刺繍ステッチ数があまりにも多いと生地が少し縮んでしまって柄ズレを起こしたりします。

柄ズレないようにします!は絶対に言い切れないのが実情です。

交互柄/こうごがら (2色交互・3色交互)

2色〜4色の色糸を掛けることができます。
980本一列に並ぶボビンに、茶・黒・茶・黒・茶…と交互に2色掛けていき、1稼働で2色同時に刺しゅうしていきます。
柄が交互に見えることから「交互柄」と呼んでいます。
1度しか刺しゅうしないので単価は抑えられます。

↑ 2色交互の赤で囲んだところを見ると、横方向に柄に色が交互に入れ替わってますよね?

切替は色数が多ければ多い程、ズレることが出てきます。
5色切替まで行なったことありますが、ズレても気にならない柄でした。

4色交互とか5色交互になると訳がわかんなくなります(笑)

色を複数入れたい方は「交互」で入れるか「切替」で入れるか決めてくださいね。